年末の予定が気になり始める頃、そろそろインフルエンザの季節が近づいています。
インフルエンザの大流行に備えて予防接種を受けるべきかどうか検討される方も多いことでしょう。
実際、インフルエンザの予防接種にどれほどの効果があるのか?
予防接種してもインフルエンザにかかったというのはよく聞く話です。
インフルエンザウイルスはどんどん変異するため、ワクチンの型が合わなければ効果が得られないとのこと。
日本臨床内科医会のデータによると、予防接種にどれだけの効果があるのかを示す「有効率」は20%ほどしかないそうです。
近年、ワクチンも効きにくくなっているとのことで、予防接種したからといって安心できるものでもなさそう。
予防接種するに越したことはないのでしょうが、予防接種のタイミングはどのように決めればいいのでしょうか?
インフルエンザが今まさにどこで流行しているか?
地図を作成してタイムリーに教えてくれるサイトがあります!
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インフルくん インフルエンザの発生状況がわかるサイト
インフルくん
http://mednlp.jp/influ/
◆「インフルくん」とは?
「インフルくん」とは、ミニブログサービス「ツイッター(Twitter)」の発言からインフルエンザについてつぶやいている内容だけを集め,日本全国の地図に重ねることでインフルエンザの流行地図を作成し提供するサービスです.
◆サイトの見方
「インフルくん」では,「ツイッター(Twitter)」での発言時にGPSにより付与された位置情報や,「ツイッター」のプロフィールで公開されている現在地などから,利用者の位置を都道府県単位で特定し,インフルエンザの症状が出ている利用者のつぶやきの量を日本地図に重ねて表示します.
つぶやきの量の推定には,自然言語技術を用い,実際にインフルエンザになっている人の発言のみを抽出し,集計しています.◆技術についてのお問い合わせ
連絡先: 京都大学 学際融合教育研究推進センター 特定准教授 (前職:東京大学 知の構造化センター 特任講師) 荒牧英治 (eiji.aramaki[at]gmail.com)
「インフルくん」は京都大学の荒牧研究室による疾病の流行を予測する研究から公開されているサイトで、インフルエンザの発生状況がわかります。
全国のTwitterのつぶやき内容から、インフルエンザについての内容だけを集め分析して、情報をピックアップ。
日本地図上の都道府県単位でインフルエンザの流行地域が一目見てわかるようになっています。
ただ「インフルエンザ」という単語を抽出しただけでなく、位置情報を把握し、つぶやきの内容から実際に感染して症状が出ているかなど分析した上で流行の地域が判定されているんですね。
インフルくん インフルエンザレベルとtweet
インフルエンザに関連するツイートがほぼリアルタイムに表示され流れていきます。
カレンダーで日付を選ぶと過去分も確認できます。
症状レベルは顔のアイコンで3段階に分けて表示されていて、見た目にもわかりやすいですね。
青 … インフルエンザに感染していないと判定されたツイート
黄 … インフルエンザに感染しているかもしれないと判定されたツイート
赤 … インフルエンザに感染していると判定されたツイート
インフルくん インフルエンザtweetと感染症情報センター調べ
国立感染症研究所定点医療機関から報告された患者数と、インフルくんでのTwitter上のつぶやきを分析した結果をグラフで照合。
グラフの示す比べてみるとほとんど同じ傾向を示しているのがわかります。
インフルくん インフルエンザツイート分布マップ
日本地図上の都道府県ごとにインフルエンザ判定が陽性のもののみ表示されています。
インフルくんの情報の正確さは本当に凄いです!
今まさにどこで流行しているかがタイムリーに把握できるので、早めに流行を知ることで十分な予防対策ができます。
特に小さいお子さんや受験生、年配の方がいる家庭ではとても重宝するサービスですね。
スマホのアプリ化にも期待です^^
インフルくん
http://mednlp.jp/influ/
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